楽しいことは、正義。

よそはよそ、うちはうち、自分は自分。

手紙を渡してみた。

書いた手紙を渡してみたけど、たぶん反応は返ってこないことを知っているから、思いを告げながら別れも告げているようで悲しかった。
手紙の文面がまるで遺書みたいになってしまったのはそのせいで、柄にもなく感傷的になってしまった。
駅の改札口で借りてたDVDのケースに入れた手紙をなんでもないことのように渡して別れて呆然と立ちつくしてた。
ちょっと行って振り返ったその人は、私を見て笑って軽く会釈をした。
まるでスローモーションみたいに頭の中で再生する映像。
その人の前ではいつもさばさばした陽気で大雑把な人間でいたから、きっと幻滅されるね。でも伝えずにはいられなかった。
少しでも記憶に残ればいい。
反応してくれる人でないことはわかってたことだけどやっぱり切ないね。