楽しいことは、正義。

よそはよそ、うちはうち、自分は自分。

2019-01-01から1年間の記事一覧

自分のことを書かない。

文章は、自分の思いを書くためのものだと思い続けていましたが、どうやらそれは勘違いだったようです。 無我な状態で、言葉を編むべきなのではないか。 私が、私は、じゃなくて 空が、羽虫が、秋が、と主語を私以外にする。 布団が早く寝たらと言っているの…

ひとりで生きる準備とは

一生独身でいるつもりなら、その準備をしなさいというアドバイスをいただきました。 お言葉を返すようですが、その準備をするつもりはありません。 私は準備が大変苦手な子どもでした。明日の授業の準備、遠足の準備、旅行の準備などいつも前日ギリギリにし…

恋破れて、日常あり。

そう。 失恋しても、日常はつづくのです。 失恋は喪失体験の一種だが、軽度なものとして分類されがち。 しかしながら、当事者にとっては大変大きな喪失。国家レベルの損失なのです。 とはいえ、一社会人たるもの、泣き暮らしている場合ではありません。 顔で…

恐竜博と三国志展

失恋後におすすめなのは、恐竜博と三国志展です。 なぜなら、その規模の大きさに圧倒されるからです。 そして、元恋人を想起させるものがほぼないからです。 時空間も国境も越えて、たどり着くのは諦観です。 恐竜博にいる恐竜は、骨です。骨の恐竜を見続け…

笑いでお祓い

先日、修羅場を経験しました。 修羅場は、その時はとても怖いのだけど、過ぎてみれば滑稽です。 恐怖と笑い、悲劇と喜劇は紙一重です。 となりのトトロで、お風呂に入っていたお父さんと皐月とメイが笑ってまっくろくろすけを追い出す場面を思い出しました。…

タダイマゼッサンシツレンチウ

失恋すると、美術館でなんの絵を見ても、コンサートでなんの曲を聞いても、失恋した相手のことを思い出します。不可抗力です。 初めて会ったときのことや馴れ初めや、一緒に行った場所、記憶があふれて止まらなくなります。 もう二度と恋人同士に戻れないの…

道ならぬ恋の代償

死の棘を読んでいます。 この本は、とても怖いです。 狂った女性ほど、怖いものはないのじゃないかと思います。 幽霊は女が多いし、髪が長い。 能面では、女の鬼は角が生えます。 嫉妬心や怨念は、特に女に宿りやすいものなのでしょうか。 あからさまな敵意…

恋は乞い

雨乞いは、雨が降っているときにはしない。 恋は、いつもそばにいる人にはしない。 会えない人、遠くにいる人、事情があって堂々と会えない人。 結婚相手に、恋をし続けることはほとんど無理だ。

魂の根腐れ

接客業では悪質なクレーマーに遭遇することもある。それが長年にわたり、その対象がどんどん邪悪になっていくので、もはやおぞましい存在となってしまった。 すべての人を不快にする、見下す、他人のせいにする、醜い。いいところなどひとつもない人間という…

縁遠い人は、子ども時代が長い

恋愛経験が少ないのが、ずっとコンプレックスでした。 ところが、最近わかったのです。 恋愛経験が少なかったり、遅咲きのひとは、子ども時代が長い。 子ども時代の定義が、「生殖行動がない(性欲を感じない)」の場合です。 子ども時代が長いと、想像力が豊…

失恋したら、エネルギーがわいてきた

失恋すると、直後はショックで立ち直れないのですが、少し経つとむしろエネルギーが湧いてきます。 恋愛に使っていたエネルギーが戻ってくるからです。破壊による再生が行われます。 ベストセラーの新書「生物と無生物のあいだ」にも同じようなことが書いて…