楽しいことは、正義。

よそはよそ、うちはうち、自分は自分。

不自然な関係。

その人が好きで、恋愛じゃなかったのに、近しい人に誤解されたせいで、恋愛みたいになってしまった。私は迷惑をかけたから、目も合わせちゃいけないし、話しかけてはいけないと思った。でもその人は、私に悪いことをしたと負い目を感じて、前より私を心配して優しくしてくれるようになった。何より眼差しが痛かった。私を見る目が、まるで迷子の小さな女の子を見るようで。言葉より雄弁に私を気づかい心配していた。「もう私は大丈夫ですよ」って態度で示しても、たぶん無理をしてるようにしか見えなくて、うまく弁解できなくて。何もなかったふりもなにも、何もないのに、なんでなにかあったみたいになってしまったのだろう。いつになったら前みたいに無邪気に笑いあえるんだろう。