楽しいことは、正義。

よそはよそ、うちはうち、自分は自分。

恐竜博と三国志展

失恋後におすすめなのは、恐竜博と三国志展です。

なぜなら、その規模の大きさに圧倒されるからです。

そして、元恋人を想起させるものがほぼないからです。

時空間も国境も越えて、たどり着くのは諦観です。

恐竜博にいる恐竜は、骨です。骨の恐竜を見続けていると、もはやたいがいのことはどうでもよくなります。

巨大な骨を前にすると、一体自分は何をウジウジと悩んでいたのかわからなくなります。

失恋の特効薬は、新しい恋ではなく、恐竜の骨です。

三国志展は、三国志をあまり知らないものが行くと、よく意味がわかりません。

しかし、とりあえず大昔の中国で大変な戦いがあり、それが史実だということがわかります。

私は恐竜にしろ三国志にしろ、その時代に想いを馳せながらも、発掘・出土した人や研究者、実物を保存して梱包して輸送してきた人、展示した人たちの苦労や思いに感銘を受けます。

ここにこうやって展示されるまでに、どれだけの人の血と涙と思いが込められてきたのだろう。それを電車に乗って上野に来れば、簡単に見ることができるとは、なんとありがたいことだろう。

私は、大いなる力によって偶然に生かされてるのだなと思います。