楽しいことは、正義。

よそはよそ、うちはうち、自分は自分。

歩き遍路でプチ遭難

2回目の歩き遍路で遭難しかかりました。
一人で歩き遍路をするということは、場合によっては一人で登山するということになる。そのことにまったく気づいてなかったのです。
登山は、道がなければ進んではいけない。ところが、一人でいると道がないのに道を見つけてしまう。道とみなす判断力が狂うことがある。
私が遭難しかかったのは小さな山でした。雨の日だから土がもろくて、急斜面を登って滑って泥だらけになり、手のひらは傷だらけ。暗くてどうしたらそこから抜けられるのかわからない。不安すぎると人は泣くこともできないことを知りました。
一時間ぐらい過ぎたときに、その山に行く前に寄った施設でもらった地図に書いてあった電話番号にかけて「すぐに引き返しなさい」と言われ、スマホの地図を見て道路に出る方位を確認して、コンパスを頼りに進むと光が見えてきて、無事道路が見つかりました。
一時は永遠にそこから出られないかもと思った。その夜は疲れているはずなのに一睡もできなかった。
ひとりでいるときに、生きている心地がしないような本当に怖い思いをした経験が、今までなかったせいなのかもしれません。
あの時足をくじいたり、怪我をして動けなくなってたらと思うと恐ろしいです。